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《オセアニア》南太平洋の音楽 価格:  1,260円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:1  世界の民族音楽採録に実績のあるデイヴィッド・ファンショーによる現地録音。録音の生々しさは昨今のデジタル録音を寄せ付けない臨場感がある。ぼくはこのCDを聴いて南太平洋へ出掛けた。 ファイカヴァの恋歌をご紹介しよう。 男たちがささやく朴訥な恋歌。こんなラブソングを歌われたら、女はたまらないだろうと思った。胸にかけられる一杯の甘酒のようだった。 酒はさらに進んだ。男たちはタコ釣りの唄を歌いだした。木の机を叩いて、櫓がカヌーに当たる音を表現していた。物哀しいその歌は、旋律を書き留めることができない微妙な音程で揺らいでいた。男たちの声は風に吹かれて海の彼方へ消えていく…。   | 
TONGA 価格: 2,310円 レビュー評価: レビュー数:     | 
楽園考古学―ポリネシアを掘る (平凡社ライブラリー) 価格:  1,365円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:4  個人的に、「1990年代のタヒチ滞在前にこの本と出会っていれば、もっと滞在が楽しめただろう。」、「大学受験前にこの本が刊行されていれば、自分の進路も変わっていただろう。」などと考え、まさにレビューのタイトルどおりの心境です。また、こういった本を若い人が読めば、理系離れを防げる気もします。(この分野を「理系」と呼ぶべきかどうかは微妙なところですが。) 塩野七生氏が「一神教徒ではない日本人の方が、(現代のヨーロッパ人よりも)ローマ人の心情を良く理解できる。」という趣旨の事を述べておられますが、ポリネシアの文化についても同じ事が言えると思います。宣教師が現地の言葉の辞書を作った努力には敬意を表   | 
楽園考古学 価格:  2,957円 レビュー評価: 4.5 レビュー数:2  考古学、とあるけど内容は冒険譚で、ハワイは、ホノルルのビショップミュージアムに勤務する篠遠博士と荒俣宏の対談となっています。 篠遠博士の太平洋考古学の調査活動は、そのまんまインディジョーンズのイメージで、インタビューしている荒俣さんの興奮がそのまま伝わってきます。 さめに襲われて九死に一生を得たり、原住民にコンビーフを朝昼晩x10日も食べさせられて、一生食べられなくなったりと、エピソードには事欠きません。 知的好奇心と野蛮な冒険心と南洋への憧れというロマンチシズムが3つ一緒に楽しめる、といった本です。 特にお勧めなのは、南洋方面に旅行に出かける際に、暇つぶしの読み物として持っ   | 
とんがとぴんがのプレゼント (日本傑作絵本シリーズ) 価格: 1,575円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3  西内ミナミさんの描く本はかわいい。普遍的な子どものかわいらしい心に
 ぴったりと寄り添って惹きつける。
 今回は、スズキコージさんが絵を描いて、いっそう魅力的な物語が展開する。
 
 北の国の山の、またその山奥に住むちいさなハリネズミの夫婦が、
 同居する、実はサンタクロースのおじいさんの、ニコラスおじいさんのために
 自らの力でプレゼントを用意する。
 それには、わけがあったのです。
 
 はてさて、そのために彼らが尽力するさまやいかに。
 誠実に。労働の対価として。
 ニコラスお   | 
ラグビー・ワールド・カップ’95・オフィシャル・アルバム 価格: 2,548円 レビュー評価:4.0 レビュー数:2  ラグビー会がW杯で活気付いている今日この頃。あのハカの言葉を正確に知ってみたいと思い探してみたら、ありました。ニュージーランド、かのオールブラックスのハカいりのアルバム。これであなたもオールブラックスだ!!!   | 
漁火港 価格: 1,020円 レビュー評価: レビュー数:     | 
サモア・トンガ 価格: 2,548円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1  ハワイのTVではサモア音楽のプログラムが毎週放映されている。観ていて実に楽しい。コーラスのレベルが高いので、まるでスタジオ録音のMulti-layerのコーラスを聴いているようだが、ぜんぶ人間が肉声でやっている。指揮者がまたActiveで、身振り手振りをいれて物語を表現している。フラダンスをやっている人には彼の意味するところが理解できるとおもう。CDなのが残念だが、それでもハワイアンとは微妙にちがった音楽が楽しめる。ちなみに実際に毎週練習するのをみると西洋式の楽譜は使っていなかった。あまりに緻密な構成のコーラスなのであるが、曲そのものはさらっと涼しい感じで ヨーロッパ音楽の重厚なコーラスと比   | 
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